[ ] : シュルルルルルルン
[ ] : カコン
[ ] : 広がった機械は擬似的な【ディメンションゲート】を構成する
[ ] ハサウェイ・ノア : 「……首尾よく。侵入成功」
[ ] ハサウェイ・ノア : 「後は……」
[ ] ハサウェイ・ノア : 持ってきた端末を翳し、『UGN』と書かれたドアのロックを開く
[ ] サスケ : そこに、音や気配を全て隠し…監視する者が1人
[ ] ハサウェイ・ノア : 「……やあ」
[ ] サスケ : 「そこの男、名前と所属は?」
[ ] ハサウェイ・ノア : 「……僕は……」
[ ] ハサウェイ・ノア : 「僕は」
[ ]
サスケ :
「………」
次の言葉を待つ
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「マフティー・ナビーユ・エリン」
[ ]
サスケ :
「マフティー・ナビーユ・エリン」
復唱する
[ ] サスケ : 「正当なる預言者の王、か?」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「よくわかったね」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「スーダン語、アラブ語、古いアイルランド語の合成。我ながら、酷いメドレーだ」
[ ] サスケ : 「洒落てはいるがな」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「……それで」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「要件を聞こうか」
[ ] サスケ : 「支部をかさこそと這い回ろうとする王の音を聞きつけた、とでも言えば満足するか?」
[ ] サスケ : 「敢えて質問を質問で返すような真似をしようか、何者で、お前は何を目的にここに潜入した?」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「……そうだな」
[ ]
マフティー・ナビーユ・エリン :
瞬間、背後を光で撃ち抜いて爆炎を上げ
「1000年後の未来の為だ」
[ ] サスケ : 「また随分と先を見据えたな、来年の事を話すと鬼が笑うってのは知らなかったか?」
[ ]
マフティー・ナビーユ・エリン :
「笑われるならまだいいさ、これから僕達が受けるのは嘲笑じゃない」
壁を叩き割って巨大な腕が見える
「……きっと、憎悪だ」
[ ]
サスケ :
「それに関しては」
肩をすくめて
[ ] サスケ : 「同意見だな」
[ ] サスケ : 「引くか」
[ ]
マフティー・ナビーユ・エリン :
「……」
壁を叩き割って覗いた腕に脚をかける
資料と、何かのカプセルを抱いて
[ ] サスケ : 「オーヴァードで構成された、未知のヴィークルを操る集団…しかしてその実態は…FHでは無いかもしれない、と見た」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「……オーヴァードか」
[ ] サスケ : 「未来を見据える、と言ったその一点だけならば…オレ達とお前達は共存できるのかもしれんな」
[ ] サスケ : 「無論、方向性は違うだろうが」
[ ]
サスケ :
シンドローム 病人
「特定の病気を患った超人、それがオレ達だ」
[ ] サスケ : 「その資料と中身は未来に使うんだな?」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「……勿論だ」
[ ] サスケ : 少し考え……
[ ] サスケ : 「……こんな場末の支部に完全な機密情報が置かれるはずもない」
[ ] サスケ : 『よって、それはあくまで其方が欲しいものでありオレ達にとっては然程大切なものではない』
[ ] サスケ : 「話すことがないと判断した時点で、数秒時間をやる。その間に引け、今ならまだ言い訳が効く」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「……そうさせてもらうよ」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 巨大な腕が彼を引き込む。壊れた壁から見えるのは、白い巨体。
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : かの世界で、『モビルスーツ』と、『ガンダム』と呼ばれた存在
[ ] サスケ : 「それが未知のヴィークルってやつか、名前は?」
[ ] マフティー・ナビーユ・エリン : 「……ガンダム」
[ ] サスケ : 「ガンダム、か」
[ ] ξG : 「……Ξガンダム」
[ ] サスケ : 「それが救世を司る機械仕掛けの神になるか、それとも身勝手な神になるか」
[ ] サスケ : 「新年早々神頼みしておこうか」
[ ] ガンダム? : 「間に合ったな」
[ ] ξG : 預言者の王を胸に収めたそれは、介入者の方に向き直る
[ ] ξG : 「……そのようだね。そして僕は間に合わなかったようだ」
[ ] サスケ : 「さあ、どうだろうな」
[ ] ガンダム? : 「お前は物事を焦りすぎる そろそろ帰るぞ」
[ ]
ξG :
「……ああ」
ゆっくりと浮き上がって
[ ] ガンダム? : 「目的は達成できたのだろう?」
[ ] サスケ : 「最後に一言」
[ ] ξG : 「……」
[ ]
サスケ :
あけましておめでとう
「happy new year」
[ ] ξG : 「……ああ」
[ ] ξG : 「良いお年を」
[ ] サスケ : 「どうか道を交差させることのない事を祈る」
[ ] ガンダム? : 「勿論だ やっとお正月らしくなってきたな」
[ ] ξG : ユラリと浮き上がって、瞬間に空へと消えていく
[ ] ガンダム? : ディメンジョンゲート発動
[ ] サスケ : 瞳を閉じ、眼にレネゲイドの力を込める
[ ] サスケ : 【万華鏡写輪眼】
[ ] サスケ :
[ ] サスケ :
[ ]
サスケ :
天
照
[ ] サスケ :
[ ] サスケ :
[ ] サスケ : 背後の炎と、先ほどまで人がいた箇所を纏めて黒炎で燃やし尽くす
[ ] ククール : 「アレ…もしかしてこれ黙ってた方がいい奴?」
[ ]
サスケ :
「そうなるな」
[ ] サスケ : 炎を消し去り、ククールの方を向く
[ ] ククール : 「まあ普通ダメなんだろうけど…」
[ ] ククール : 「アンタとの仲だもんな」
[ ] ククール : 肩をすくめる
[ ] サスケ : 「フン……そう言ってもらって助かるよ」
[ ]
サスケ :
『1人で対応したが』
『万全に戦える状況でもなく』
『痛み分け終わりました』
[ ] サスケ : 「とでも書けば上は満足するだろ」
[ ] サスケ : 態とらしく肩をすくめて
[ ] ククール : 「なあに、そういうのは独り身の人間にでも押し付けちまえ」
[ ] ミス太一・VTR : 「割と皆息をするように規律を破るからUGNって何なんだと思わされるな マリポーサさま」
[ ] サスケ : 「お前を待っていた」
[ ] ミス太一・VTR : 「なにっ」
[ ]
サスケ :
「早速で悪いが」
と、マフティーについて調べた情報をVTRとククールに渡し
[ ] サスケ : 「こいつやその一派が引き起こした派手な動きの抹消を頼む」
[ ] ミス太一・VTR : 「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
[ ] ミス太一・VTR : 「いいよ」
[ ] サスケ : 「ありがとな」
[ ] ミス太一・VTR : Dロイス:諜報員
[ ] ミス太一・VTR : マリポーサさまの権力で抹消した
[ ] ミス太一・VTR : 「これで事件は抹消された」
[ ] ククール : 「俺もさっき神社行って一瞬転職してきたから手伝うか」
[ ] サスケ : 「本当に助かる」
[ ] ミス太一・VTR : 「神社ダーマ神殿だった!?」
[ ] ククール : Dロイス:工作員
[ ] ククール : なんかいい感じに隠した
[ ] ミス太一・VTR : 「ちょっと待ていつの間にFHに転職してたのかよ…」
[ ] ククール : 「まあこういうのが必要になりそうだったからな」
[ ] サスケ : 「最後の詰めだけしておくか」
[ ] ククール : 「とは言ってもこの後すぐまた転職するんだけど」
[ ] ククール : 「何かあるのか」
[ ] サスケ : Dロイス:財閥援助
[ ] サスケ : 広報企画七課を取得
[ ] サスケ : 今回のいざこざについて
[ ] サスケ : 【抹消】
[ ] サスケ : 「これで三重防御だ」
[ ] ククール : 「こりゃ完璧だ。正月早々働いた甲斐があるぜ」
[ ] サスケ : 「そう言う事だな」
[ ] ミス太一・VTR : 「実はさっき来たばかりだからあんまり事態は飲み込めてないが何とかなりそうならよかったな…」
[ ] サスケ : 「実際かなり危うかったので本当に助かった」
[ ] ククール : 「じゃあまあ…お疲れ様ってことで…」
[ ] ククール : 「宴だァ〜〜〜!!!」
[ ] ミス太一・VTR : 「宴だァ〜〜〜〜〜〜!!!」
[ ] サスケ : 「宴だぁ〜〜〜〜!!」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「宴だ~~~」
[ ] サスケ : 「お前いつの間に?」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「また迷いこんじゃった」
[ ] サスケ : 「成る程な」
[ ] サスケ : 「よし帰るか」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「そうだね。帰ろうみんな」
[ ] : ジリリリリ
[ ] : 電話が鳴る
[ ] ユキアグモン(黄) : 電話を取る
[ ] ユキアグモン(黄) : 「もぉしもし」
[ ] ??? : 「私メリーさん」
[ ] ??? : 「帰りにハーゲンダッツ買ってきてほしいの」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「レディーボーデンでもいい?」
[ ] ??? : 「え~~~~~~~?」
[ ] ??? : 「いいよ~~~~~!!」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「うわ!ありがとう!」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「じゃあ後で買ってくるね」
[ ] ??? : 「うわ!ありがとう!」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「またね~」
[ ] ??? : 「またね~~~~!!」
[ ] ユキアグモン(黄) : 電話を切る
[ ] ユキアグモン(黄) : 「誰だったんだろうね、この電話」
[ ] ユキアグモン(黄) : 「とりあえずアイスは買っておこう」
[ ] ユキアグモン(黄) : そのままスーパーへと向かった。
[ ] ユキアグモン(黄) :
[ ] ユキアグモン(黄) :